六角川の水質調査とゴミ拾い

昨日は久津具地区でおもやい防災あんしんセットの更新会でした。美化活動の後ということもあり、スムーズに1時間で終了。取りに来れない高齢者のお宅にも1軒配布してきました。

おもやいに戻る途中、自然活動をされているSさんが水路の近くで作業をされていたので声をかけると「水質調査ばしよるとよ。手伝うね?」ということだったので急遽参加!

川から水をすくって試験薬の入ったものに混ぜて少し時間を置くと色が変わるのですが、結果はあまり良いものではありませんでした。生活排水が流れてくることで水質も悪くなっているようです。

結果を見てショックを受けました

Sさんにいろいろ教えていただいていると、ちょうど今大潮だということで六角川カヌー体験に連れて行っていただけることになりました。

ということで今朝Sさんと待ち合わせて早速カヌーに乗り込…む前に有明海から上がってきたガタ土をどける作業。この前撤去したと思ってもすぐに泥が上がってくるようで、泥をすくっては六角川に水をすくいに行って流す…という作業から入りました。

満潮の時間になりどんどん上流へと水が流れはじめてからカヌーで六角川に漕ぎ出したのですが、思っていた以上に気持ちよかったです!こんな眺めの六角川は初めてで、たくさんの鳥の鳴き声が聞こえて「佐賀すごかやん!」と思わず見惚れてしまいました。

六角川のそばで育ちましたが中に入るのは初めて!

水の流れが上流に向かっているので、カヌーを漕ぐのも最小限。これは干満の差が激しい有明海に通じる川であること、その中でも1番潮位の差がある大潮であることを利用している、六角川ならではのカヌー体験です。

しばらく景色を堪能するとSさんに言われていた「ひとつでもいいけんゴミ拾えたら拾ってね。無理はせんでよかよ」の声を思い出し、辺りを見渡すと至る所にゴミが。

ペットボトル、栄養ドリンクの瓶、ビールの缶、野球ボール、ゴムボール、海苔のポール、発泡スチロールの食品トレイ(刺身とか入っていそうなもの)、洗剤のボトルなどなどたくさんのゴミを拾いながら上流へ。

折れた葦の上にもたくさんのゴミが
乗り切れないほどのゴミの量

帰りは干潮の引き潮に乗りながらまた乗り場まで戻ってきましたが、カヌーに乗り切れないほどのゴミがあり、とてもではないけど1回では取りきれませんでした。流れもあるので葦に引っ掛かっているものを取るのも初心者には一苦労。

川を守ることは一番の防災だと感じましたが、こうやってカヌーでゴミを拾うことで今までよりも六角川を身近に感じることができました。今後も機会があればまた参加させていただき、先輩方の知恵と工夫をしっかり受け継いでいきたいです。

Sさんは子供たちにもこの体験を通じて六角川のことを知り、興味を持って欲しいと思っているそうです。そちらもお手伝いができたら良いなぁ!

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