休眠預金管理団体:一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)https://www.janpia.or.jp/

■2019年通常枠人口減少と社会包摂型コレクティブインパクト事業(分配団体:佐賀未来創造基金)

 『復興=防災の取り組みから安心してくらせるまちづくり事業』として3年間の事業として採択。   令和元年(2019年)の豪雨災害を受けて、被災地域においての地域の安心安全のためのさまざまな相談、交流事業をおこなう。災害に強いまちづくりのために、地域住民と協力し、自主防災組織体制の強化を図り、助け合え、支え合えるつながり作っていくための交流活動を行う。

 2020年コロナ禍により、交流イベントが開催できない中、孤立する被災者の方々を訪問し、小さな地区単位でのイベントや防災講座などを開催しながら地道に地域の安心安全をつむいでいく。

 2021年8月 重ねて2年前以上の豪雨災害となり、被災世帯も増加。全国で災害が多発し、コロナ禍でもあり外部からのボランティア受入ができない状況の中、近隣のボランティアと連携し、佐賀県内での協力体制づくりへつなげ、地域住民の自主防災組織への意識を高めるための支援を行った。

2019年は地区でのサロン活動を開始・・・コロナ禍となり開催ができなくなる
イベントが開催できなくても個別訪問を続け、お話に耳を傾けて
ようやくおもいきって交流イベントを
児童クラブなどでの防災教室の開催

防災ブックの製作

■2022年 新型コロナウイルス対応助成枠(分配団体:佐賀災害支援プラットフォーム)

コロナ禍における災害対応を含む地域の交流拠点整備事業 特設ホームページへ

新型コロナウイルス感染症により深刻化した社会課題

 令和元年と令和3年と、短期間に2度の豪雨災害の見舞われた佐賀県武雄市・大町町において、これまで水害の対応を行ってきたが、特に令和3年はコロナ禍における災害対応となり、令和元年と比較をして被災軒数が多かったという現状がある一方で、感染防止のため県外など地域外の方々に協力を求めることが非常に困難だったことから、災害対応の人員不足の状況が続いた。
 被災されたご高齢の方々においては、特に家屋の復旧など相当な労力を強いられる状況にあり、それに伴って体調の変化による入院など深刻な状況があった。
 さらにはオミクロン株の急激な感染拡大により、地域内で孤立する世帯が急増し、食糧支援としての物資配達をこれまで継続して行っている。
 今年度当初より実施しているフードリンク事業(当団体におけるフードバンク事業)において、対象となる世帯が毎月増加している状況にあるのと同時に、このコロナにおいて収入にも著しく影響を与えてられているというアンケート結果にもあるように、そもそも経済的にご苦労をされている世帯にとってはよりその格差が広がってしまうという結果となっている。
 そのため、こうした課題を解決に向けて私たちを含む地元住民が相互に支え合う力を高めるための取り組みを多面的に行う必要があり、すでに短期間で2度の豪雨災害に見舞われている地域において「今年は水害がない」と最早言えない状況下においてこうした取り組みを行っていくための基盤整備と事業実施が急務である。

 2年で2度被災をした地域において、経済状況を起因とする格差がますます広がっていく中、復興の取り組みにはこの地域でくらし続けていく上で重要な安心・安全を確保するための「防災」の視点が欠かせないのと同時に、地域に内包された様々な課題(コロナ感染拡大による災害時における支援事業の縮小や、地域内での孤立化など、今後深刻になる高齢化や格差拡大などに伴う支援の必要性と人材不足など)に対応するため、休眠預金を活用することによる現時点での体制拡大が可能となり、災害時に対応できるための基盤強化を新たな拠点を中心に行うことで、解決に向けた多面的な取り組みを通じて人材確保と体制整備・支援事業の拡大を行う。

休眠預金を活用した事業によって地域共生拠点となる場所を整備しました。

休眠預金事業活用サイト 休眠預金のしくみ。これまでの事業の評価はこちらで公開予定です。

一般社団法人おもやい
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