まさか
昨日からの最強寒波、とても強い風でしたが雪はあまり積もることはなく
今はもうほぼ解けてしまいました。皆さんの地域は大丈夫でしたでしょうか?
なるべく毎週このつぶやきも更新したいなぁと思っていますので
お時間がある時に覗いていただけたら嬉しいです。
さて、今回の題名にもした『まさか』
被災した方に会うと「まさか自分の家が」「まさかこの街が」という言葉をよく耳にします。
もちろん誰も自分が被災するなんて思いたくないし、
平和な日常を送っていたら想像すらしないかもしれません。
でも、誰でも災害に遭ってしまう可能性はあります。
家にいる時かもしれない、職場にいる時かもしれない、旅行に行っている時かもしれない、夏かもしれないし冬かもしれない、夜かもしれないし昼かもしれない・・・
考えればキリがないけど、日本にはこういう諺があります。
『備えあれば憂いなし』・・・万一に備えて、あらかじめ準備をしておけば、事が起こっても少しも心配事がないこと
令和3年8月豪雨では私たちおもやいの事務所も床上40cm浸水してしまいました。
ちょうどお盆休みの期間だったのですが、休みに入る前から雨が続いていたので
念の為軽トラック1台以外は全て高台に避難させていました。
8月13日、あまりの大雨のためスタッフ2名で気になる高齢者のお宅に声をかけてまわりました。
お昼過ぎに事務所に戻ってくるとさらに雨が強さを増したため、少し嫌な予感がして外に置いてあるコンテナボックスなどを事務所の玄関に入れ、自転車を紐でカーポートの柱にくくりつけました。事務所の中にあるものも全部ではありませんができるだけ机の上や椅子の上に上げて早めに帰宅しました。
しかし、その夜予想を遥かに上回る雨が振り続き、私たちの事務所も被災し、
しかも令和元年の浸水高を30〜40cm上回る被害となりました。
令和元年にも被災している場所の建物を借りるということでいつか被災する覚悟は
していたつもりでしたが、『まさか』2年も経たないうちに『まさか』お盆に
災害が起こるとは考えてもいませんでした。
それこそが油断であり、正常性バイアスに自分自身も支配されていたのだと痛感しました。
浸かってダメになってしまったものもありますが、若木の新聞店さんから寄贈していただいた立派なスピーカーやストーブなど前日に上に上げていたから助かった
ものもありました。自転車も紐のおかげで流されずに残っていました。
おもやいのものが流れることで他の家に迷惑をかけることは極力防げたのかなと思います。
被災して1週間は浄化槽がどうなっているかわからなかったのでトイレも
使えなかったのですが、備えておいた非常用トイレで乗り切ることもできました。
備えあれば憂いなし、この出来事をきっかけにおもやいも防災により一層
力を入れていくことになりました。
災害というものはいつどこで起こるか誰にもわからないし
お盆もお正月も誰かの大切な記念日だって待ってはくれないということを、
よく考えたら当たり前のことなのですが改めて気付かされました。
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