いよいよ出水期
6月も中旬に。いよいよ出水期の時期が目前に迫ってきています。ほとんど雨が降っておらず来週も晴れが続きそう。梅雨が遅れていることもあり梅雨末期にドカっと大雨が降りそうで怖いねと防災グッズの更新会でも心配される声を聞きました。
昨年から六角川にゴミ拾いなどで入るようになって、橋の上から見ていた時よりもさらに干満の流れを体で感じ、治水の難しさを感じました。六角川はこの防災つぶやきページでも紹介してきている通り、有明海の干満差を受けやすく1日最大6mほどの差があります。
1日の中で2度上の2枚の写真のような状態を繰り返す六角川。満潮で水が上がってきている時には支流からポンプで流せる水量はかなり減ります。
流域に住んで被災したことのある方にとって一番怖いのが『ポンプ停止』このポンプ停止には目安があるって知ってましたか?昨日の高橋での防災教室でも紹介しましたが、ほとんどの方がご存知ないようでした。
↑は国土交通省武雄河川事務所の六角川排水ポンプ運転調整のページで確認することができます。https://www.qsr.mlit.go.jp/takeo/rokkakugawa/pumpu.html
2で書いてある通り、北方町の新橋水位観測所がHWL(計画高水位)の6m94cmを超えると上流のポンプを止める規定になっています。国土交通省の川の防災情報 https://www.river.go.jp/index から10分ごとの水位を確認できますので参考にしてください。
河川カメラも見れますし、スマートフォンでも確認ができます。私もこの新橋を普段から地点登録しており、ページをホーム画面に追加していつでも確認できるようにしています。
今まではポンプ停止の情報が流れてから慌てていた、水が増え始めてから荷物を上にあげていたという人も多かったのですが、こうやって自分で取れる情報はしっかり取りに行き、少しでも避難行動が早まり助かる命が増えるよう願っています。