令和6年能登半島地震における活動

 日頃からご支援下さいまして誠にありがとうございます。

 この度の能登半島地震への大変たくさんの方々から物資のご提供、また支援金をお預かりしております。重ねて御礼申し上げます。

 この度、おもやいスタッフ4名と昨年の唐津市での水害から一緒に活動をしてくださっているボランティアさんと共に、一般社団法人 日本カーシェアリング協会のハイエースをお借りして1月12日に佐賀を出発し、13日から15日まで能登半島の七尾市を中心に皆様からお預かりした物資をお届けいたしました。

ハイエース2台にパンパンに物資を詰めました

 七尾市での活動は、これまで武雄市で水害が発生した際に駆けつけてくれた被災地NGO恊働センター(神戸市)・CODE海外災害援助市民センター(神戸市)の皆さまが2007年の能登半島地震からずっと七尾市小牧地区の方々との関係を持ち続けておられ、その小牧地区を拠点とさせていただいて被災地NGO恊働センターの活動のサポートを行ってまいりました。

小牧の拠点に物資を運び込みました

<七尾市>

現地では長期化する避難生活が懸念される中、まだまだ生活用水の復旧の目処が立っていない状況で、やはりどなたにも疲労の様子が伺えるような場面もありました。

指定避難所ではこれまで避難されている方々が自ら炊き出しを行って来られたところも多いようですが、ボランティア団体も炊き出しを始めるなどの活動がある一方で、自主避難所の把握が非常に難しくまだ物資などが行き届いていない可能性が心配されます。

小さな避難所へ物資の配達

避難所では少しずつ避難者が減っていますが、多くはご親族などを頼って地域外へと移動されているとのことです。他方、選択肢がないまま残っている方もおられますが、地域の方々がバラバラになっているところも今後の復旧・復興の段階になっていく時に非常に心配されます。

武雄の豪雨でも容貌の高かったゆったりショーツが大人気でした

避難所ではおもやいメンバーが足湯をさせていただき、大変皆様に喜んでいただきました。

「誰が足湯をした人なのか、顔を見たらすぐ分かるくらい、みんなお目目がパッチリして気持ちよさそうでしたよ」と避難所運営のボランティアさんからも感想をいただきました。

お風呂が入ることができない中、足湯で少しでも温まっていただけたことは私たちにとっても非常に嬉しいことでした。

1日からお風呂に入れていない方が多くとても喜ばれました

また、七尾市では公益社団法人Civic Force(緊急即応チーム) (佐賀市)の皆さまが物資の拠点を確保されており、そのサポートとして佐賀災害支援プラットフォーム – SPF (佐賀市)のスタッフがいらっしゃいました。追加で物資もCivic ​Forceさんからご提供いただき、避難所へとお届けする活動も併せて実施いたしました。

<珠洲市>

14日に、被災地NGO恊働センターのスタッフと共に、能登半島の一番奥にあります、珠洲市へと物資を搬送してまいりました。

朝から凍った路面を走り続け、その日はなぜか渋滞もなく七尾市から2時間半で正院小学校という避難所に到着することができました。正院地区は軒並み家が倒壊しており、断水も続いている中で避難生活を続けておられます。

石川県から二次避難ということでバスで金沢方面へと移動する方々もおられ、ちょうどバスが到着する日でもありました。避難されている男性に伺うと、「これからバスに乗って避難する」とのことだったので行き先を伺ったところ「ミステリー。誰も聞かされてない。」と。ちょっと心配になるようなお話で着の身着のまま避難をされ、そこからさらにどこに行くのか分からないバスに乗せられる、なおかつ行った先での避難生活、車の確保など、心配がつきません。

<穴水町>

穴水町でも、武雄の水害の際に長期的にスタッフや看護師を派遣していただいたレスキューストックヤード/Rescue Stock Yard(名古屋市)の皆さまが避難所運営のサポートを継続して実施されていました。穴水町の被害も甚大でどこも人手が必要とされている様子でした。

レスキューストックヤードの活動は避難所の環境改善など、あるもので工夫をしながら皆様の衛生環境を守る大事な取り組みを避難所で実施されておられました。

被災地では日々状況が変化し、必要とされるものもどんどん変化していきます。被災された皆様の疲れも日に日に増しているようです。さらに支援に駆けつけておられるNPOや支援団体もまた同様に限られた人材で踏ん張っておられます。

命をつなぐ取り組みがまだまだ必要になります。

引き続き皆さまのサポートをよろしくお願いいたします!

※なお、次の物資の募集については確定し次第、お知らせさせていただきますので少々お待ちください。

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活動支援金のご協力もお願いします。

現地での物品購入や運搬、スタッフ派遣、支援活動に使わせて頂きます

ゆうちょ銀行 店名(店番)一七九(イチナナキュウ)店(179)

       当座 0152721 口座名称:シャ)オモヤイ

※お預かりした支援金の15%を上限として管理費として活用させていただきます。

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