28年と1日
阪神淡路大震災から28年と1日の今日、2023年1月18日。
コラムというにはあまりにも拙いと思いますが、防災のことなどをつぶやく
このページをスタートさせようと思います。
当時小学生だった私は震災のことの記憶はかなり朧げ。
でも、その後発行された『ドッカンぐらぐら』という震災を経験した同じ同じ世代の子供たちの体験談が書かれている本を母が買ってくれたことは
とても印象に残っています。
あれから27年経った昨年10月。実は生まれて初めて神戸に行く機会に恵まれました。
神戸で開催された『ぼうさいこくたい』2022に登壇者として参加することになったのです。

2日目に登壇することになっていたのですが、1日目のなるべく一番早く着く
電車を選んで会場に着いたのが11:30。
会場にはたくさんの企業や団体のブースがあり、ひたすら歩き回っていたところに
阪神淡路大震災「1.17希望の灯り」HANDSさんと出会いました。
事前にFacebookで知り合いの先生が「知り合いが震災モニュメントバスツアーを開催する」と告知されていたのですが、会場に着く時間がわからず一度は参加を諦めていました。
思い切って声をかけると希望者が多く、バスに乗れるかわからないとのこと。
半ば諦めながら誘導されたバスに行くと、スタッフの方が別の車に乗ってきてくださることになり滑り込みで参加させていただきました。
(調整していただいたスタッフの皆さまご迷惑おかけしました&ありがとうございました!!!)
最初に訪れたのはメリケンパーク。
最近は『BE KOBE』というモニュメントがインスタ映えするスポットとしても有名です。

27年という歳月は街の姿をすっかり綺麗に変えてしまい、
震災を感じられる場所はほとんど残っていないそうです。

東日本大震災の後岩手や宮城に行ったときにも感じましたが、
自然の力の前では人間はなんて非力なんだろう、と改めて感じました。

次に行ったのは昨日も追悼行事が開催された東遊園地。
正直なところ何も予備知識なく行ったので、敷地に小さな遊園地があるのかな?
昔遊園地だったのかな?と考えるぐらい無知な状態で行きました。
そこにあったのは震災で亡くなられた方のお名前が書かれた慰霊モニュメント。
赤ちゃんから高齢者、日本人だけでなく外国の方までたくさんの方の
お名前がありました。
今は綺麗に見える神戸の街ですが、当時はどんな光景だったのだろうと
想像しながら手を合わせました。
また、27年間たくさんの想いや経験を抱えてきて、被災者の高齢化が進む中で
1人でも多くの人に阪神淡路大震災を伝えていきたいと活動しているスタッフの
皆さまに感謝の気持ちでいっぱいに・・・

最後に訪れたのは、みなとのもり公園。スケートボードができる区画や
ストリートダンスができる大きな鏡がある区画、芝生広場などもありますが
災害時に役立つ『マンホールトイレ』や備蓄倉庫も備えられています。
日頃みんなが集う場所がいざという時も集まって過ごせる場所になっていて、
災害の時にも役立つような公園作りのたくさんのアイディアや、利用するスケーターやダンサーの子供たちも
定期的な清掃活動に参加する仕組みづくりなど、とても勉強になる公園でした。
1回目は神戸の紹介になってしまいましたが、長くなってきたのでここら辺で。